「い、いえ!!俺の仕事ですから。!!」




康二と呼ばれた男は急いであたしの顔を上げさせた。




何故敬語なのか?




「あの、別に敬語じゃなくても…」




「いいえ!!若の大事なお方にタメ口なんて出来ません!!」




康二さんのあまりの勢いに何も言えない。




暴走族の勢いにも負けない勢いだ。当然だと思うが。




そんなこんなであたしは出されたご飯を食べ終えた。




でも、量が多くて普段からあまり食べないあたしは全部食べることが出来なかった。




「気にしないでください。」




康二さんに謝ったら笑顔でそう言われた。




食べ終わった食器の方はどうするんだろうか?