「またね。真城ちゃん。」
「あ、うん…」
結局ちゃんと挨拶を出来たのは空良だけだった。
部屋を出て倉庫の階段を降りる風雅。
一定のリズムで伝わる振動。
「………あのさ」
「なんだ。」
「……今さらだけど重くない?」
「別に」
会話終了。
微笑みながら重くねぇよとか言われてキュンっとくるタイプでもないが何故か気まずい。
階段を降りて車に向かう途中、風神メンバーの中に知った顔を発見。
捨てられた子犬のような目を向ける氷真といつもは眠そうな顔を今は悔しそうに歪めている紫音だ。
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