「お前笑えんのかよ!俺はてっきり顔の細胞が全部死んじまったのかと思っちまったよ!」
「旭!なに言ってんだよ!真城はただ顔の筋肉がつりすぎて動かなくなっちゃっただけだよ!」
「あ!それか小さい頃に顔にニスを塗られて固まっちゃって、それが今になって剥がれてきたとかじゃない?」
取りあえずこの三馬鹿を殴りたい。
「お、落ち着け真城!気持ちは分かるがガラス製の灰皿はまずいって!」
「そうだよ真城ちゃん。殺るからにはまず指紋がつかないように手袋しなくちゃ。」
「そうじゃねぇだろ空良!!」
あたしを急いで落ち着ける馨と天使のような笑みを浮かべながら助言する空良。
そんな光景に風雅はため息を一つ。