「いーんだよ。」 焦る修人にかかる声。 その声の持ち主は馨。 「ウチの総長がいいって言やぁそれでいいんだ。人を見る目だけは誰にも負けねぇからな。」 馨は少しだけ口許を上げ笑う。 他の皆も同感のようだ。 誰も反対の言葉を出さない。 あたしは当然のように笑う皆をどこか遠い目で見ていた。 皆、信じてるんだ。 風雅のことを、仲間として、友として。 疑うことが馬鹿馬鹿しいくらいお互いを信頼しあってるんだ。 その光景はあまりにも眩しすぎて、あたしはそっと視線を反らした。