「よく調べてんじゃねぇか。」
「このくらい、その気になれば誰でも調べられる。」
風雅の言葉に修人は喧嘩腰だ。
「それで聞こうか。力自慢の炎神になぜ俺が入るのか。」
風雅は視線を空良に向ける。
「ここからは俺が説明させてもらう。君が言ったように炎神の特徴は力だ。パソコンを触らせれば10分後にショートさせるような奴等ばかりだよ。」
何をすればそうなるんだ。
あたしがまだ見ぬ炎神連中に呆れていると、
「だからこそ、君に炎神の情報管理をお願いしたいんだ。」
「俺に?」
修人が信じられないという目で空良を見る。
「おい、俺は元とはいえ黒蛇だそ!?敵をそんな簡単に仲間にしていいのかよ!?」

