悪戯半分で族のパソコンに侵入してるからって、黒蛇なんて危ない連中には手をだしていない。 手を出した族の中にも黒蛇の同盟や傘下なんてなかった。 どこで足がついたんだ。 黒沼を睨むのを辞めないまま俺は考えていた。 「安心しろよ。報復とかじゃねぇ。」 俺の心を読み取るような黒沼の発言に少しホッとする。 「じゃぁ、俺に何の用だ。」 黒沼の眼をじっと見つめながら問う。 「率直に言わせてもらうぞ… お前、黒蛇に入れ。」