だからこそ昌人の笑顔が俺の全てだったし昌人の親友である勝広も俺にとって大切なものだった。













―――……‥・・





「…おい、お前が高嶺修人か。」




突然のことだった。




学校帰りに声をかけられ振り向けば黒づくめの不気味な男が俺を見ていた。




「さぁ?誰かと勘違いしてんじゃねえの?」




本能が悟った。



こいつは危険だと。




俺は急いでその場を離れようと歩きだす。だが、次の男の一言で俺の足は縫い付けられたように動かなくなった。





























「なら、高嶺昌人ってガキを知ってるか。」