「真城―。心配したんだぜ?ほらおいで」 馨は両手を広げておいでとあたしを呼ぶ。 まぁ、行く気はないが… 「いい加減にしろ、それよりちゃんと連れて来たのか」 質問ならと語尾に?つけようよ風雅… 馨ははいはいと言ってソファーに座る。 「連れて来たに決まってんだろ、今下の奴等と遊んでんだよ。」 元気があっていいねぇ、と言いながら笑う馨。 「俺らも行こうぜ!!」 大と力が部屋から出ていこうとする。 「待て話が全部終わってからにしろ、旭馨ちゃんとこの部屋に連れてこい。」