風神Ⅱ





「「情報提供者がいたんだよ。」」




「「は?」」




大と力の声が重なりあたしと修人の声が重なる。





「お前のガードは完璧だった。空良と同等の技術だ。

あいつらの協力がなかったら探し出すまでにもう少しかかってた。」




風雅は相変わらず無表情で言うがあたしの頭の中は?がいっぱいだ。





情報提供者ってだれ?




あたしがそう思っているときだった。
















ガチャッ




「ただいまー。」




「うおっ!!真城起きてんじゃねぇか!!大丈夫なのか!?」




馨と旭が帰ってきたようだった。





「うん。大丈夫。」




あたしは間抜けにそんな言葉を返す。