「「情報提供者がいたんだよ。」」
「「は?」」
大と力の声が重なりあたしと修人の声が重なる。
「お前のガードは完璧だった。空良と同等の技術だ。
あいつらの協力がなかったら探し出すまでにもう少しかかってた。」
風雅は相変わらず無表情で言うがあたしの頭の中は?がいっぱいだ。
情報提供者ってだれ?
あたしがそう思っているときだった。
ガチャッ
「ただいまー。」
「うおっ!!真城起きてんじゃねぇか!!大丈夫なのか!?」
馨と旭が帰ってきたようだった。
「うん。大丈夫。」
あたしは間抜けにそんな言葉を返す。

