「皆…ケガしてないの?」 「まぁ、風神全員が無傷って訳には行かないけど大きなケガをしたやつはいないよ」 「そっか…」 不安の種が取れたとこによりさっきよりも肩が軽くなった気がする。 「真城心配してくれたの―?」 「優しいね―」 そう言って大と力が飛び付いてきたが… 「やめろ。傷に響く。」 風雅の拳骨によってすぐに話された。 「それだけじゃないくせにね―」 「素直になればいいのにね―」 後ろで二人が何かを言っていたがそれがあたしに聞こえることはなかった。