そうだ!!皆は!? 今になって風雅や皆のことを思い出す。 皆どうしたのだろう。 まさか負けたんじゃ!? 悪い考えが浮かびあたしは軋む体を無理矢理起こしベットから出ようとするが… 「……っうわ!!」 ドサッ ベットから滑り落ちてしまった。 おまけに身体中が痛い。 ガチャッ その時、閉まっていた黒い扉が開いた。 「起きたのか。」 「………風雅」 入ってきたのは風雅だった。 入ってきたのが黒沼ではないことに安堵する。