「あぁ、悪りぃな。朝飯は誰かに持ってこさせるから。」




修人はゆっくりと立ち上がり部屋から出ていった。




あたしはその場に座り込む。




今までの緊張の糸が切れたように心臓がバクバクと鳴り出す。





あんなのおかしい。




いや、それともあれが本来の暴走族なのだろうか。




風神の皆が平和過ぎるだけなのかもしれない。





でも正直なところどちらでもいい。



どちらであろうとがあたしには関係のないことなのだから。




そう、だからこれが終われば風雅達ともお別れ。




そして元に戻る。



それでいいんだ…









この時あたしは胸に宿るなんとも言えないこの気持ちがなんなのかわからないでいた…