あたしは目を疑った。 ありえない。 仲間を殴った? 修人は黒蛇の仲間じゃないの? どうして? 一方、黒沼は仲間をなぐっても表情一つ変えずに修人に向かっていった。 「…しゅう…と。」 あたしは急いで修人の元に駆け寄ろうとしたが修人が目でそれを止める。 大丈夫だという瞳であたしを見たあと黒沼に向き直る。 「俺に指図してんじゃねぇよ、カス。」 黒沼は躊躇うことなく修人に蹴りを入れた。 「…ヴッ」 鈍い音と共に修人のうめき声が聞こえてくる。