男の顔には眉や口元、鼻にもいたるとこにピアスがつけられており、蛇のように切れ長で鋭い瞳が印象的だった。 「…この女か。」 視線をそらさずに放たれた声の低さに思わず体がピクリと動く。 「あぁ。」 声の主を探すと男の後ろには修人が眉間にシワを寄せて立っていた。 「…そうか」 修人の返事を聞いた男はニヤリと不気味な笑みをもらす。 背中に冷たいものが流れる。 「何がおかしいの。」 やっと開いた口から出たものはそんな言葉だった。