「………どうして」
納得のいかないあたしは赤髪にその言葉をかける。
「何が」
意味がわからないのか赤髪の顔にはハテナが浮かんでいる。
「何でそんな言い方するの?あんたは黒蛇でしょ?何で風神が勝つむたいな言い方するの?」
そんなことかと呟いて赤髪はしゃがみこみ視線の高さをあたしに合わせる。
「当たり前だろ、ここまでトップやってきた風神が人質とられたくれぇで黒蛇に潰されっかよ。」
赤髪は吸っていたタバコの煙を吹き掛ける。
それでもあたしの頭の中はさらにごっちゃになっていた。
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