風雅達にだって、



助けてくれて、仲間だと言ってもらって、守ってくれた。





あたしにあんなに笑いかけてくれる人達なんてあの人達以来だった。









それでもあたしは心のどこかで皆を信じきれてはいなかった。




だからこそ今こうして死を考えているのかもしれない。






どの道あたしに信じるなんてこと出来なかったんだ。





















あたしはゆっくりと瞼を閉じようとした。







……ガチャガチャ





扉の鍵を外す音がするあたしは視線を扉の方へ持っていった。