「真城ちゃん。俺から説明するよ。」
苦笑いをしながら空良が入ってきた。
横では二人がまたコントを始めていた。
あの二人から聞くのはまだ時間がかかりそうだ。
「お願いします。」
あたしは素直に空良にお願いした。
こっちの方が早そうだ。
「まず秋人さんがこの病院の院長なのは本当だよ。旭の父親でもあり風神の初代幹部でもあるんだ。」
空良の説明にあたしは驚くばかり。
あんな馬鹿そうな人が風神の初代幹部!?
てか、大病院の院長!?
「見た目はあれでも、結構凄いんだぜ。」
馨がなんとかフォローを入れる。
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