「大丈夫…ちょっとトイレ行ってくる。」




これ以上この場にいたくなかったあたしはてきとうなことを言ってを離れた。
























「…………はぁ。」




勿論トイレには行かずあたしは裏庭に来ていた。




屋上から見える景色でずっと来たいと思っていた場所。




理事長のお気に入りの場所で皆あまり入ったりしないんだそうだ。




もちろんゴミなんてない。




あたしは近くにあったベンチに腰かけた。




背もたれに体重を預けながらゆっくりと空を見上げる。