「ギャハハハ!!良いじゃねぇか本当に可愛らしい顔してんだから!!」




旭はさっきから笑いがとまらないらしい。そろそろ顎が抜けそうだ。




「いや、俺男らしい顔で良かった。」




馨は心の底から安心している。




笑えばいいのか同情すればいいのかわからんな。




あたしは呆れて皆を見ていた。


















「真城ちゃん!次、女子の借り物競争よ!頑張って!!!」




水埜さんの言葉であたしは立ち上がり運動場に向かって歩き出した。




「真城ー!好きな人って出たら俺の胸に飛び込んで来いよー!!」




後ろで馨が変なことを言っているが無視して歩き続けた。