「…あの。」 しびれを切らしたあたしは二人に話しかけた。 「あぁ、すっかり忘れてた!!悪いな!!」 男が軽く謝ってきた。 こいつ絶対悪いと思ってないな。 少し呆れながらもあたしは話を聞くことにした。 「俺は、笹塚 秋人(ササヅカ アキト)この病院の院長で旭の兄貴だ!!」 「おいこのクソジジイ!!テメェいつから俺の兄貴になった!!」 「軽い冗談じゃないか。」 秋人と名乗った男はがははと豪快に笑っている。