お決まりの展開に呆れながらもあたしはバカ三人の追いかけっこを見ていた。 しばらくして 「あれ?風雅そろそろ男子の借り物始まる時間じゃないか?」 はっとしたように馨が言った。 「…チッ」 舌打ちかよ。 風雅は舌打ちをした後ゆっくりと立ち上がりテントを出ていった。 「荒れてんなー。」 馨がしみじみと風雅を見ながら言った。 「風雅は何がそんなに嫌なの?」 あたしは隣にいた馨に聞いた。 「まぁ、去年のトラウマだろうな。」 馨の企んだような笑みにあたしは首をかしげる。