風雅達は風神幹部、したっぱの人達が風雅達に遠慮して本気を出せないんじゃないだろうか？
「ねぇ、旭と走る人や皆と同じ競技になった人達って遠慮しちゃうんじゃない？」
あたしの言葉に馨が返してくれた。
「それはないって。総長命令が出てるからな。」
「総長命令？」
あたしは首を傾げた。
そんなあたしを馨が笑う。
「体育祭みたいな学校行事で遠慮した奴ぶっ飛ばす。だそうだ。」
馨は笑いながら言った。
「こう言う行事は皆で楽しむもんだろ？遠慮なんてしたら楽しくねぇよ。」
「確かにね。」
あたしも納得したように頷いた。
