旭は必死になって水埜さんを帰そうとしている。 だが水埜さんが動く気なんて無さそうだ。 それどころか… 「邪魔よ旭!!あんた今から800メートルでしょ、早く行きなさいよ!!」 旭が水埜さんに追い出されてしまった。 「くっそ!!覚えてろ!!絶対一位で戻ってきてやる!!」 旭はそう言ってもうダッシュでテントを出ていった。 今からあんなに走っていいのか? あたしは旭の体力が心配になった。 そしてふと、気になったことを聞いてみることにした。