「兎に角、怪我人のために救急用のテントを多めに張っといたから骨折程度ならいいが死人は出すなよ。」 骨折もダメだろ。 やっぱりこの学校どこかずれてるのかもしれない。 いや、あたしの不良高のイメージが古すぎたのか? そんなことを思っている間に大五郎は言いたいことだけ言って引っ込んでいた。 「真城、お前風雅さん達のところに行くのか?」 式が終わり紫音が聞いてくる。 「そうしようかな。」 しばらく考えてあたしは風雅達のところに行くことにした。