「おーい!!真城!!」 遠くの方で氷真があたしを呼ぶ声がした。 あたしはその声を頼りに何とか自分のクラスへたどり着いた。 「遅せぇよ真城!!」 「ごめん。」 氷真の言葉をあたしはてきとうに流す。 後ろで氷真がぶつぶつ言ってるがあたしと紫音は無視した。 しばらくすると、朝礼台に大五郎の姿がみえた。 「よーし、全員揃ったな。開会式始めんぞー。」 何ともやる気のない挨拶だ。 大五郎らしい。