【たとえば、今日世界が終わるとしたら】



どこかに、希望を見出したかっただけかもしれない。
浅い考えだとしても、この感情をどうすればいいのかわたしにはわからなかったから。
もう、崩壊してもいいところを、ギリギリで保っている、そんな状態。
おかしな話だと、自分でも思う。
だけどわたしは、この感情の捨て方を知らない。

(本文より)




━ 図書室編 ━

とある姉と弟の話。