その日の夜


私はお姉ちゃんの部屋をノックした。


「はーい。」


「お姉ちゃん。」


私はドアを少し開けて中を覗いた。



「丗那、どうしたの?」


「ごめん、勉強中だった?」



「いいよ。」


そう言って椅子をくるっとまわして私の方を向いた。



私はベッドに座り、お姉ちゃんを見た。



「純とどうして別れたの?」


「えー?それ聞く?」


「じゃあ、いつ純のこと好きじゃなくなった?」


「…はい?」


「別れてから、どんくらい経って、好きじゃなくなった?」


「…丗那、あんた何が言いたいの?」


「好きな人ってどんくらい時間が経てば忘れるのかなって…。」


「フッ。丗那、それ人によって違うよ。」


「…。」


「だって、別れてすぐに好きな人ができる人もいれば、忘れられなくてずっと想ってる人もいる。」





「あ…。」


「環境によるんじゃない?私と純はレベルが違ったからかな。」


「レベル?」


「先輩が言ってた。レベルの合った人じゃなきゃ続かないって。」


レベルの合った人…。