そして美月は私にキスをしようとした。


でも私は美月の胸を押した。



「っ‥ごめん。」


私は俯いた。



どうしていいのかわからない。



「丗那、俺はお前が好きだから。」



恐る恐る顔を上げると、美月は優しく微笑んでいた。



「ごめんな。急に。」



そう言って私の頭をポンポンとした。




胸が苦しくなった。



「みつ「帰ろう。」



私の言葉を遮って、美月は私に背を向けた。



私はゆっくり美月の後を追った。



私は泣きそうになった。



美月の言葉が私の心に響いたから。



何でかな。今井くんに告白されたときは何にも感じなかった。



でも美月の言葉は胸に沁みる。



でも答えてあげられないことに苦しくなった。




すると美月は急に立ち止まり、後ろを歩く私を振り返った。



「丗那、強くなったな。」