歌詞を変えて歌うことは無理だけど、晃平を想って歌うことはできる。




私は恋の歌ばかりを選んだ。







そして私たちのグループは優勝。




「てか丗那いつもよりうまかったじゃん。」



「えっ!」



和華と有加が私を見てにっこり笑った。



やっぱり晃平を想って歌ったのが正解だったかな。



「さ、負けた和華と純と紗代、ゴチになります。」



「「「「「ゴチになりまーす。」」」」」



「「「…。」」」



晃平が言うとみんなも言って、和華たちは固まった。



気付けばもう11時をまわっていて。



私たちは解散。



「丗那、送るよ。」


美月が私の顔を覗き込む。


「うん。ありがと。」


「どうせ一緒の方向だし。」


みんなと別れて二人で夜道を歩く。



「今日も楽しかったねぇ。」


「あいつらといると笑い絶えないよな。」


「あはっ。言えてる。」