晃平‥。



「丗那、帰ろう。」



「う、うん。」



私たちも教室を後にした。



晃平にとってはツレなんだね…。




「丗那?」


帰り道、和華と有加が私の顔を覗き込む。




「‥ん?」



「元気なくない?」



「‥そんなことないよ。」



「あの女の言うことは気にしないでいいよ?」



「うん。」



そのことで思いつめているんじゃない。



晃平にとって私はただのツレ‥。



「ねぇ、和華、有加‥。」


「「ん?」」


「男の人って誰にでもキスできるの?」


「「…。」」


和華と有加は互いの顔を見合わせ、口をくくった。



やっぱり誰にでもできるんだ…。



そっか…。