廊下では客がぎゃあぎゃあ騒いでいる。



晃平はスッと立ち上がり、廊下の方へ向かっていく。



私たちは晃平の動きを見ていた。




「お前らうっせぇんだよ!!俺動物じゃねぇんだ!散れよ!」



低い声で怒鳴った。



誰もがゾクッとする。



ぞろぞろと帰っていく客。



晃平は戻ってきてスッと座った。



「最近晃平客に愛想振りまかないね。」


美月が真顔で言った。



「面倒くさくなった。」



「でもすごいな。晃平の一言めっちゃ利く。」



純は面白そうに笑っていた。



私は呆気にとられて晃平を見てることしかできない。



晃平は頬杖をついて大きなため息をついた。




あれ‥そう言えば、美奈が帰ってこない。




「ねぇ、美奈遅くない?」



「そうだね。どうしたんだろ?」



「すぐ戻ってくるでしょ。」



「そうだよね。」