「じゃあ、またな丗那。」


晃平が歩き出す。



「「「えっ!?」」」


和華と有加と紗代は驚いた顔をした。




「じゃあね、丗那。」



美月と純も行ってしまった。







部屋に戻り…。



「どういうこと丗那!?」



「どうして王子が丗那のこと呼び捨てにしてんの!?」



「…。」


まずいよ…これは…。



あぁ、私の人生ここまでか‥。



私は仕方なく全てを話した。



「「「はぁああああ!???」」」



「…。」



「みんな、丗那だって女の子なんだから。」



美奈。フォローになってない気がするんですが…。




「何それ。丗那王子とどこまでいってんの!?」



「どこまでも何も。さっき話した通りだよ。」



「丗那のことだったんだ…。」