グイグイかぁ。


美月は引っ張っていくっていうより、寄り添っていくって感じかな。




「丗那ー、紗代ー、行くよー!」



美奈がドアの方から叫んだ。



「「はーい!!」」



私たちは着替えを持って部屋を後にした。










5人で露天につかる。




空を仰げば、満点の星空。



「キレイだねぇ‥。」



「混浴だったらなぁ。」



和華はそんなことをボソっと言った。



「バカ。」



紗代が突っ込む。




でもみんなで顔を合わせ、笑った。





これが私たちだ。





「今日オールする?」



有加がみんなに向かって言う。


「今日は丗那の子守で肩が‥。」