夕食を終え、それぞれの部屋に入った。



「今日はマジ笑ったわ。」



紗代がベッドに座りながらそう呟いた。



「そんなに?何があったの?」



美奈が紗代の隣に座り、今日あったことを話している。




私は二人に向き合うようにベッドに座った。




「フフッ。丗那また後ろに投げたんだ。」



「もう美奈まで…。」




美奈もクスクス笑っている。




だって‥ボーリング苦手なんだもん。










「ねぇ、露天行こうよ。」




私は話を終わらしたくて、そう言った。



「じゃあ、和華たちも誘ってくるね。」


そう言って美奈は隣の部屋に行った。



「丗那、美月のことどう思ってんの?」



「どうって?」



「好き?」



「んー‥友達としか。」



「へぇ。男として見てないの?」



「…。」



その辺よくわからない。



男としてみるってどういうこと?



「まぁ、丗那にはグイグイ引っ張ってってくれる人の方がいいかもね。」



「…。」