確かに‥。



紗代はそれがトラウマで彼氏つくんないのかな‥?



「でも紗代が王子って言うと違和感あるね。」



「ん。かなりね。」



そして二人で顔を合わせ笑った。




「よし、戻ろう。次別んとこ行く?着替えないでしょ?」



「紗代の意地悪。」



「ほんとのことじゃん。」



クスクス笑う紗代。




「紗代のばかぁ。」



「ははっ。丗那いじめるの楽しいんだもん。」



「もう。」



そして私たちは部屋を後にした。








「テニス行こ。」



「私やり方わかんないよ。」



「教えてあげるって。」



二人でテニスコートに来たものの…。