私は卒アルを開く。


すると今井くんのお母さんが覗き込んできた。



「あ、この子、今でも一緒に遊んでるのよ。」



写真を指差して言う今井くんのお母さん。




五十嵐‥朔摩。



「でも朔摩くんはヤンチャな子でね。私はあまり近づいてほしくはないの。」


「ヤンチャ??」


「喧嘩ばかりしててね。」



やっぱり。



この人が‥。




「あの、中学の頃からの友達ですか?」


「いいえ、幼馴染なの。」



なるほど。




それなら…。



「あの、ありがとうございました!」


私は立ちあがり、お辞儀した。



「え、待ってればすぐに帰ってくるわよ?」


「いえ。あ、あの、私が来たこと、今井くんには内緒にしておいてください。」


「え?」


「お邪魔しました。」



私は逃げるように家を出た。




そして春真のもとに駆け寄った。