みんなと別れた後、私は春真と今井くんの家に来た。



「丗那、俺はすぐそこで待ってるから。頑張れよ。」


「う‥うん。」



春真は、少し歩いた曲がり角へ歩き出す。



私は家を見上げ、深呼吸した。



今井くんはいないはず。



大丈夫。




ピンポーン



ドキドキドキドキ…。



ガチャ。


「はぁい。」



ドアを開くのは、今井くんのお母さんだろう。



「あ、あの、私今井くんと同じS学園の鮫島って言います。」


「あら、今塾に行ってるのよ‥。」


「あっ‥いえっ‥あの、中学のときの卒アルを見せてもらおうと思って‥。」


「いいわよ。中入って。」



ニコッと笑う今井くんのお母さん。



私は軽く会釈して中に入った。




リビングに通され、私はソファに座った。




「はい、これ。」


そう言って卒アルを手渡された。


「ありがとうございます。」