私は美月を見れなくて俯いた。



どうしてここに美月がいるんだろ。



「丗那って断れないタイプ?」



「…。」



「図星?」



私は俯いたまま頷いた。



美月はクスクス笑った。




美月に触れられてる部分が熱い。



でも剥がせない。



「丗那。はっきり言っていいんだよ。あぁいうのは。」



「え‥?」


私は美月を見上げた。



「イヤだったんでしょ?」



「っ‥うん。」



美月は漸く離れて、ベンチに座った。




「美月、いつからいたの?」



私は座ってる美月を見下ろした。



「ん?最初からいたけど?」



「へっ!?」


最初からってどこからが最初!?