どうしよう…。



晃平っ…。




その時。


「俺の女に何してんの?」


低い声が私たちの背中に届いた。



振り返ると晃平と美月が立っていた。




「ねぇ、女の子にそんな手荒な真似はよせよ。」


美月はニコッと笑って言うけど、目が笑ってない。



「「なんだと?」」



男二人は晃平と美月の前に立ちはだかった。



そのすきに私と美奈は晃平と美月の後ろにまわった。




今にも殴り合いになりそう。



「丗那。」



美奈が私の手を引いて走り出す。


「美奈??」


そして管理人のもとへ行き、喧嘩が起こりそうだと伝えた。



そして警備員の人と共に晃平たちのもとに戻った。



「あそこです!」



美奈が晃平たちを指差す。



「君たち何をしてるんだ!」


すると男2人は舌打ちをして走って行った。



「晃平っ!」


私は晃平のもとに駆け寄った。