その日の夜



みんながお風呂から出たときにはすでに11時で。



「ねぇ。みんなで写真撮ろうよ。」


和華がみんなに言う。


そして私たちは全員の写真を沢山撮った。



「あ、そうだ。春真と純、晃平の誕生日に送った写メみたいにポーズとってよ。」



「「はぁ!?」」



「いいじゃーん。減るもんじゃないし。」



和華が二人の背中をバシバシ叩く。



「マジでキスするわけじゃないじゃん。」


紗代がクスッと笑って言った。



二人はなんだかんだやってくれた。



「じゃあ、お前らはマジキスしろ。」


そう言って春真がデジカメを持って私と晃平に言った。



「えぇええ!?」


「いいけど?」



晃平はサラッと言った。



「晃平っ!本気!?」


「てか丗那、俺らの前でキスするの初じゃないじゃん。」


「それはっ///」


みんなが勝手に覗き見してたから…。



みんなが見てるって知った上でするのとはわけが違う。



晃平はクスクスと笑う。