丗那SIDE


「あぁ。買い過ぎたなぁ。」



和華が荷物を見てボソッと言った。



みんなそれぞれ服や靴やバッグを買って、その上食品もあるからすごい量の荷物だ。




しばらくすると、晃平たちが私たちのもとに歩いてきた。



「「「「…。」」」」



男たちは私たちの荷物を見て固まった。



「持ってぇ。」


和華が荷物を差し出す。



「つか買い過ぎだろ。」


「そんなによく金があったよな。」


「安いんだよ?意外と。」


「にしてもだろ。」



みんなが言い合っているとき、私の肩が軽くなった。



隣を見ると、晃平が何も言わず荷物を持ってくれた。




「ありがと。」


「ん。これ全部丗那のもん?」


「うん///買い過ぎちゃった。」


「ばぁか。」


フッと笑う晃平。





そして9人で家路についた。