そして二入で教室まで歩いた。



痛い視線を浴びながら。



「じゃ、またね、丗那。」



「うん//また//」



私は自分の教室に入った。




自分の席につくと、和華たちが集まってくる。



「丗那やるわねぇ。」



「新田くんと登校なんて。」



「二人とも丗那をからかいすぎ。」



有加と和華はニヤニヤしている。



それを美奈が止めてくれる。



紗代は笑ってるだけ。




はぁ…。




登校って言っても門から教室までの間だけだし。




紗代もフォローしてぇええ!!




「で、どうなの?好きになっちゃった?」



「もう、和華!」



美奈が和華を叱る。



私は昨日のことをひとり思い出していた。