リビングに入ってくる涼さんとお姉ちゃん。


「丗那ちゃん久しぶり。」


ニコッと笑う涼さん。



「お久しぶりです。」



旅行に行くのに今日も会うなんて、ラブラブだなぁ。



涼さんはソファに座り、お姉ちゃんはキッチンへ。



「ここ涼しいね。外は煮える。」


「はは。夏ですからね‥。」


「はい。コーヒー。」


お姉ちゃんが缶コーヒーを持って戻ってきた。



「サンキュ。」


お姉ちゃんは涼さんの隣に座る。


あ。私邪魔?


そう思って立ち上がったとき。



「丗那ちゃん気遣わなくていいよ。」


「えっ‥でも‥。」


「いいよ、丗那。2階はクーラーないし。」


私はストンと座り直した。



でも私が気まずいんだけど…。



「あ、涼、春真くん呼びなよ。」


「あ。そうだな。」



いや、逆に気遣われてるし…。



涼さんは携帯を取り出し、耳に当てた。