前を見ると、美月が塀にもたれて立っていた。



「じゃあ、丗那、先行くね。」


「えっ!ちょっと!!」



紗代はクスッと笑って行ってしまった。



美月が私を待ってるとは限らないし!!




門に近づくと、私に気付いた美月がニコッと笑って私の方を向いた。




「おはよ。」



私は周りをキョロキョロした。



私に言ってる!?



「フッ。丗那だって。」



「//おはよう///」



「丗那最高。」



「//どうしたの?」



「ん?あぁ、丗那を待ってただけ。」



ドキッ!!!



朝から私過呼吸になりそうだよ。



「丗那おもしろすぎ。」



「///」



そんなことない。もろ“素”だ。