チャイムが鳴り、客は去って行った。






放課後


俺は日直だってことを忘れていた。



おかげでペアの奴に日誌を頼まれた。



マジ面倒くせぇ。



教室で日誌を書いていると、朝の客が来た。



「晃平様―!やっぱりいてくれたぁ!」


お前のためじゃねぇよ。


残りたくて残ってるわけでもない。



「晃平様。」



女は俺の前の席に座り、横座りして俺を見た。



俺は客を無視して日誌を書く。



「私晃平様が好きです。」


「…。」


「私と付き合ってください。」


「悪いけど、無理。」


「えぇえ!何でですかぁ!?」


何かこいつ…。なんつーか…。



「俺には彼女いんだけど。」


「私にしてください!」



客は俺を上目遣いで見つめた。


「無理。」


「どうしてですか!?」


こいつバカ?俺には女がいるって言ったじゃん。