「鮫島、ありがとう。じゃ。」


先生は空気を呼んでくれたのか、去って行った。



「丗那、何話してたわけ?」


「えっ…。」



まずい…何て説明したらいいんだろ…。



晃平は私をじっと見つめてくる。



うぅ…。



「言えないわけ?」


「っ…。」



晃平は顔には出さないものの、声が怒ってる…。



「来いよ。」



晃平は私の手首を引き、歩き始めた。



どうしよう…何て説明したらいい?



そればっかりが頭を掻け廻った。




晃平はそのまま保健室に入る。




何で‥保険室????




ベッドに寄り、カーテンを閉める晃平。



こういうときに限って誰もいない‥。





そしてベッドに押し倒された。