「丗那、戻ってこい。」



客野くんに言われ、私は倒れそうになるところをなんとか踏ん張った。




今っ‥丗那って///



やばい、私明日和華と有加に殺される。




「丗那?」



美月まで私の顔を覗き込んできた。



「あっ///何でもないよ///」



私は顔の前で手をぶんぶん振った。




「で、丗那も一緒においで。」



美月がニコッと笑う。




「でも…。」




「「でも?」」




「二人のファンの子に殺させるのはヤダ。」




「「ブッ!!」」




「あれ?」



二人は大笑い。





何か変なこと言ったっけ?




いや、今だって門の前で話してるから女の子が見てんだよね…。




二人は平気でも私は心臓バクバクなんだけど‥。



いつ嫌がらせされるか…。