丗那SIDE


目を覚ますと、私の目尻は濡れていた。



寝ながら泣いたみたい‥。




ははっ‥私そんな器用なことできるんだ。



そう思ってたとき。



ゆっくりカーテンが開いた。



見ると、春真が顔を覗かせた。



「あ、起こした?」


「ううん。起きてた。」


「そっか。」


そう言って傍により、カーテンを閉めた。



「昼飯もってきた。」


そう言って私の顔の前にメロンパンをぶら下げた。



「これ‥どうしたの?」


「さぁ。」


さぁって…。



私は起き上がった。春真はベッドに腰掛ける。




「いらないなら俺が食べるけど?」


「いる!いります!」


フッと笑う春真。


私にメロンパンをくれた。



「春真のは?」