春真SIDE

俺は昨日、晃平んちに訪れた。





ピンポーン


ドアが開き…。


「え、晃平?」


にしては髪色が違う。


「あ、晃平なら、いるから、入って。」



もしかして兄貴???


似過ぎだろ!!!



俺は中に入れてもらって、晃平の部屋に案内された。


コンコンとノックすると、中から声が聞こえた。


俺はドアを開けた。


「春真、どうした?」



晃平はソファに座ったままサラッと答える。



「どうしたじゃねぇだろ。」


そんな晃平にイラッとしてしまう。



「…。」


「丗那意外の奴とキスしてんじゃねぇよ。」


「…。」


晃平は目を逸らし、黙秘する。



「何か言えよ。」


こいつ本当に丗那のこと想ってんのか?ってのが今の印象だ。


「お前には関係ない。」


「…じゃあ丗那を泣かせることすんじゃねぇよ!」



俺は晃平の胸倉を掴んだ。