春真は氷袋をつくってくれた。


「これで冷やして寝てろ。先生には俺が言っとくから。」



「‥ありがと。」



「ちゃんと冷やすんだぞ?」



そう言って私の頭をポンポンとした。



どこまで優しいんだろう。



春真に甘えっぱなしの私。



春真はニコッと笑って保健室を出て行った。



「…。」



静まり返る保健室。



私はベッドに向かい、カーテンを閉めた。



ベッドに横になり氷袋を目に当てた。



はぁ…。



春真、ありがとう。




そう思って私は眠りについた。